「レッツ!里山ノルディック!②」第209回サルシカ隊がいく

投稿日: 2013年07月04日(木)10:05

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写真/写真師マツバラ(松原豊) 文/サルシカ隊長(奥田裕久)

サルシカ秘密基地イベント第2弾!
レッツ!里山ノルディック!

ワレワレが暮らす三重県津市美里町の里山をノルディックウォーキングで歩いてもらい、美里の魅力、里山のすばらしさをあじわってもらおうとスタートした企画。
予想以上の70名が参加してのビッグイベントになった。

長野小学校をスタートして細野の集落を抜け、いよいよ経ヶ峰のふもとに広がる田んぼの風景へと出た。

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そう、ここはサルシカの田んぼがあるところである。
見あげれば経ヶ峰、見下ろせば青山高原の山の連なりがみえるすばらしいところなのだ。

ポールを持って歩く人はみな、あたりをみて「ああ、キレイ!」「ええ眺めやなあ!」と口々に言っている。
うんうん、非常にうれしい。

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それにしても。
カメラマンにとって今回の撮影は大変であった。
ひとより先に走って前から歩いてくる姿を取り、あえて遅れて後ろ姿を取り、なにか異変があると、あわわわわと走る。
たぶん写真師マツバラは他の人の数倍は歩いたに違いない。
しかもポールでなくて重いニコンのカメラを持っているのだ。

「これはえらいこっちゃ、明日筋肉痛や、仕事にならんで、これは!!」

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そして、もう見慣れた人も多いであろう、ひょうたん型のサルシカ田んぼへ差し掛かる。
70人もいるのだから、本当はひとりずつ草を抜いてもらって、ツンツルテンにしてやろうじゃないか、などと考えていた。
しかしそうすると、

「だまされた!」
「サルシカはいつも労働させられる!」

などと言われるに決まっているのだ。
だから今回は事前に草刈りをしておいた。

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サルシカ田んぼの前で記念撮影する人たちの姿も。
いやいや、実にうれしい(笑)。

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ずいぶんと坂を登ってきた。
もう標高200メートルを超えているはずである。

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田んぼが終わり、山に入るところで、運命の分かれ道がある。
今回の目的地は、目無し地蔵というところである。
そこへ行くには、大回りだが舗装された車道、そして近道だが、完全山道の2本があるのだ。

どっちを行くか。
実はスタート時点では決めていなかった。
が、どうやらみんな山道を行っているようである。

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舗装が切れる。
そこで、ポールの先からゴムを外し、尖った金属を露出させる。
おお、そうかそうか。
未舗装の道をいくときは、ザクザク刺していくのか。
知らんかった。

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車が入れぬ山道をいく。
正直険しい道である。
なぜこんな山の中に地蔵などつくったのか。

そんな話をしつつ、あたりの風景を眺めつつ歩く。

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普段町に暮らしている人は、マイナスイオンを含んだ山の風の涼しさ、気持ちよさに感動していたようだ。
木々も苔むした道もじっとりと濡れている。

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そしてついに!
目的地である「目無しさん」こと目無し地蔵に到着。
およそ40分ぐらい歩いたであろうか。

「ひゃ〜、やっと着いた〜!!!」
「ゴール!!!」

みんな口々に叫ぶ。

が、実はここはその入口。
最後の最後になって、心臓やぶりの坂が控えているのである。

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「なんなのこれ〜」
「なんでこんな山の中に地蔵さんなんかつくたんだ〜」
「あほ〜」

みな、文句をたれつつ、頭をたれつつ、目無しさんの坂をハアハア登るのであった。
続いては、いよいよ目無しさん到着!
そして秘密基地でのランチ!!